もぐり業者には注意!解体業者の選び方。
皆様は、もぐり業者をご存じですか?
もぐり業者とは、本来工事などを行う上でなくてはならない許可証をもっていないにも関わらず、商売をしている業者のことを指します。近年、そのもぐり業者の悪徳なやり方が目立ち、トラブルもよく耳にします。
ここでは、もぐり業者に騙されないようにするにはどうしたらいいのか、そして、誠実な解体業者を見分ける方法をお教えいたします。
目次
もぐり業者にもし依頼してしてしまったら…
考えられるリスク
必要な許可証のない解体業者は車の免許を持たず、
車を運転しまっていることと同様。
気づかぬ間にもぐり業者に依頼してしまったら、
様々な危険やリスクを伴いかねません!
悪徳な事例
支払い後に途中放棄
解体工事をする場合、解体後に出た解体物は分別して決められたところで処分しなければなりませんが、支払い後、ある程度工事が進めたところでその処分費が多くかかるという理由などから途中で工事を中断。連絡しても音信不通になったりと最悪の場合も実際にあったんだとか・・・
この場合は、再度解体業者に依頼することになってしまうので、その分2倍料金もかかってきます。
説明もなく、後から追加料金を請求
解体工事を進めていくうえで、地中埋設物を確認する場合、誠実な解体業者でも追加料金を請求する場合があります。
そのため、解体の途中段階で地中埋設物を確認するために掘って確認するのか、はたまた確認しないのかなど依頼主に確認してから施工を行う必要や、見積もり時などに前もって追加料金の可能性の説明をしていくことが最善といえます。
しかし、悪徳な業者は見積もり時に説明もせず、勝手に掘り起こし後から追加料金を
請求するなんてことも。
地中埋設物の偽装
上記で説明した、地中埋設物が見つかった場合、処分費として追加料金が発生します。
地中埋設物がなかったにもかかわらず、本来なかった地中埋設物を埋め、もともとあったかのように偽る悪徳業者がいるんです。
このパターンは事前に追加料金の説明などもきっちり説明をして、依頼主を安心させた上で偽装している場合があります。
口約束
一般客は素人だからわかってないだろうと、甘く見られてしまう場合が多く、金額を適当に割り出し口約束で工事をはじめてしまうこともあります。
口約束は後々の追加料金や様々なトラブルになりかねません。
きちんとした書面で見積もりを出してもらい、契約を結ぶようにしましょう!
もぐり業者にだまされない!
解体業者の選び方
悪徳なもぐり業者に引っかかってしまうと、再度新しく解体業者に依頼することになり、施工費用が倍かかってしまった…
なんてことにもなりかねません!!
もぐり業者に引っかからないためには、どこをみて解体業者を選んだらいいのでしょうか?
解体業者のチェックポイント
許可証の有無
解体工事をする上では、「建設業の許可」または、「解体工事業の登録」が必要となります。
許可証の有無は必ず確認しましょう。
この許可証ですが、偽装の許可証を提示してくる業者も多いため、確認のため許可番号をインターネットで検索をかけてみるといいでしょう。許可番号一覧などから、閲覧が可能です。
また、許可証の申請も何もしてないのにも関わらず、”申請を出しているけど許可証がまだ届かなくて・・” なんて言い訳をしてくる、ずるがしこい業者もいるので、十分注意をしましょう!
また、「解体工事業の登録」では税込み500万円未満の工事のみとなっているため、税込み500万円以上の依頼であるのにもかかわらず、解体工事業の登録票を提示されても違法となるので、そこも注意するといいでしょう。
見積もりが安価すぎる
他社と比較したとき、安価だとついついそちらに依頼してしまいますよね・・・
しかし、見積もりが安価すぎる場合は何かしろの
問題があると疑ったほうがいいでしょう!
見積もり時に正しく見積もっておらず、後から多額な金額を請求したり、解体物の処分場所が指定されているものを山に埋めてしまったり・・・など。様々な要因が考えられるんです。
そのため、金額だけで決めてしまうのは絶対にNGです。
2、3社見積もりをとってもらい、比較して業者を選ぶといいでしょう!
建設リサイクル法の届出の提出後の確認
建設リサイクル法とは、解体工事の際に発生したコンクリートなどの特定建設資材を分別解体し、リサイクルすることを義務付けた法律です。
ある程度の規模以上の建築物を解体する場合には事前届出が依頼主の義務となっており、申請を怠ると法律上、罰金を科せられてしまいます。
ただ、届出は体制が整った解体業者に委任されるケースが多いため、工事が始まる前に、届出を提出したか確認するといいでしょう。